OOPS! 輪講 1995

本年のOOPS!輪講は毎週火曜の18:30から行われる予定です。 所研究室のメンバーは基本的に参加自由です。

まかりまちがって研究室外の方でとび入り参加したい、という奇特な方は 前もってOOPS! group までmailください。 ただし、グループミーティングなどを兼ねているため、 こちらの都合によりお断りする場合があります。

論文予定表

• 4/25: OOPS!輪講インタネットセキュリティスペシャル:
  担当者全員(あらかじめ論文を読んできていることを前提として議論します)

  Angus Mackinnon and Tony McGregor and James Breen, "Overview of Internet Protocol Security", Faculty of Computing and Information Technology, Dept. of Robotics and Digital Technology, Monash University, technical report TR 94-10, Oct. 1994.

• 5/2: おやすみ

• 5/9: 担当者itojun

  Mike Spreitzer and Marvin Theimer, "Architectural Considerations for Scalable, Secure, Mobile Computing with Location Information", The 14th International Conference on Distributed Computing Systems, 1994, pp. 29--38.

  privacy,securityという言葉が頻繁に現れるが決してauthentication-algorithmを 扱っているわけではない。けどその手の問題の総括、分析的な論文くさいので、 始めに読んでおきたい一つ。 著者はXeroxPARC

• 5/23: 担当者 higuchi

  Michael Wu and Willy Zwaenepoel, "eNVy: a Non-Volatile, Main Memory Storage System", ASM ASPLOS94, Oct. 1994, pp.86--97.

  主記憶にフラッシュメモリによる不揮発領域をつけた計算機eNVyの、 不揮発領域の管理機構について。 (発展: transactionやさんのログとり等に応用可能)

• 5/30: 担当者 shitomi

  Thomas Bihari, "Concepts and Examples of Object-Oriented Real-Time Systems", 1993, pp. 123-135.

  大規模分散リアルタイムシステムにオブジェクト指向の概念を適用する際の問題点を CHAOSシステムを用いて検証。CHAOSについての論文を参照する必要あり。

• 6/6: 担当者 nakahara

  Ramamohanrao Jawadi and Stanley Y. W. Su, "Incorporating Flexible and Expressive Rule Control in a Graph-based Transaction Framework", 1994, pp.1--24.

  Graph-basedのトランザクションモデルを利用してCAD/CAM ,CASE, CIM といった Advanced なアプリケーションに対して柔軟性なトランザクション処理を行なう。

• 6/13: 担当者 shitomi

  内容未定

• 6/20: 担当者 nakahara

  内容未定

• 期日未定: 担当者 kiso

  Tomasz Imielinski and B. R. Badrinath "Mobile Wireless Computing: Solutions and Challenges in Data Management", 1994, pp 1--38.

  修論の基になりそうな論文(TR)。自分で読んで是非みなさんに紹介したい。

• 期日未定: 担当者 未定

  Giuseppe Attardi and Tito Flagella, "Customising object allocation", Proceedings of 8th European Conference on Object-Oriented Programming, 1994.

  アルゴリズムに応じた動的なメモリ管理を行なう枠組をC++で実現している。

• 期日未定: 担当者 未定

  Edoardo Biagioni, "A Structured TCP in Standard ML", Proceedings of Conference on Communications Architectures, Protocols and Applications, August 1994, pp.36--45

  MLでプロトコルスタックを記述している。

• 期日未定: 担当者 未定

  Urs Holzle and David Ungar, "Optimizing Dynamically-Dispatched Calls with Run-Time Type Feedback", PLDI94, June 1994, pp.326--335.

  実行プログラムの型情報を保存し、その情報をもとに再コンパイルすること で実行効率を改善している。