好きな本


私は中学校受験のときに和(かのう)ゼミナールという国語の塾に通っていた。 そこで、異常に本を読まされて、読書に目覚めた。

最近でも、ひまつぶし、鬱に入ってるときはやっぱり読書。


私に影響を与えた本(人)は、やはり司馬遼太郎であろう。 小説を書くにあたっての彼の下調べの細かさといったら他の人ははるかに及ばない。 しかも歴史小説となると他の人は、人間関係、恋愛関係ベースなのに対して、 シバリョウは背景となる社会基盤をまず描く。
したがって、なぜ織田信長が あそこまで勝ち続けたか、日本海海戦でなぜ日本が勝ったかがよくわかるのである。 このような書き方をする人が好きなので、津本陽、城山三郎も好きである。 (したがって、池波正太郎や山岡荘八や永井路子はきらい)

そして、私の今までの読書はだいたい時代ごとにテーマがしぼられている。 その中でも中核となるのがやはり歴史小説で、戦国時代、幕末をテーマに したものである。
日本には価値観の大転換が行われた時代が4つあって、それが平安--鎌倉、戦国時代、 幕末、戦後である。このような時代は古い価値観、権威が壊されて、新しい秩序が 組み立てられるときである。平時では、古来からの日本の特性として組織に個性が埋没して しまうが、このような時代では様々な強い個性を持った人のみが歴史の表舞台にたつことが できる。
高校時代に私はこれらの人々のinteractionや生き様を見ることによって、自分がどうあるべ きか、どうなるべきかについて客観的に考えることができ、確固たる人生哲学を形成することが できた。これは塾校で安穏とした大学生のような生活ができたせいで、大学受験があった人は 気の毒である。

私の尊敬する人物は


今まで読んだ本を羅列して見ました。今まで読んできた本をみれば その人の性格がわかるというが...

読書の歴史

っと、まあこんな感じ(きっとこれ以外にもいっぱい読んでいるが..)。


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Kiichi KITAJIMA
kiichi@mt.cs.keio.ac.jp