FC版ドラクエ３

　98年も残すところ12月のみとなり，寒さも厳しくなってきた．そんななか，舌間せんせがFC版版ドラクエ３をプレイしており，そのレポートを目にするごと10年前の熱い日々の思い出が蘇ってきた．居ても立ってもいられず，私もFC版ドラクエ３を始めることにした(12月７日)．

せっかくやるのだからと勇者一人旅を決意した．

　勇者の名前は「がお」という．これはかつての歴代の勇者にもつけた名だ．由来は古く私が９歳のときに当時の友人から贈られた私の称号(あだ名)だ．名字である「おがわ」を逆にし，「わ」を取ったらしい．当時の凶暴な性格も相まって瞬く間に学年中に広がっていった．ちなみにそれ以前は「おがちゃん」とか言われていた．「がお」の称号は中学を卒業するまで使われた．併用された呼び名としては，「独裁者」，「信長」，「ヒトラー」，「陛下」，「小川さま」等があった．若かりしころの傍若無人さがいまさらながらよくわかる．きっと，とんでもない奴だと人々の目に映ったのであろう．いまでも親しい友人は，私を「がお」と呼ぶ．私を呼ぶときの呼び方でいつ頃からの友人か区別することができる．

ともかく「勇者がお」の旅が始まったわけだが，この話は実は既に終わっていて(12月10日クリア)，以下に簡単にその足跡を記すことにとどめておく．

12月７日
レベル10でアリアハン脱出に成功，ロマリアに辿り着いた．
レベル22でカンダタ２回目と対戦するも倒せず(スレッショルド問題)．
レベル27でカンダタ２回目を倒し，船を入手．
レベル35でボストロールと対戦するも倒せず(スレッショルド問題)．
ギガデインを覚えるまでレベルアップするのは面倒なのでランシール技で力と素早さをドーピング．
レベル36でボストロールと再戦し勝利する．ついでに八叉のおろちも倒す．
レベル37でネクロゴンドの洞窟を突破し，祠でシルバーオーブを入手．下界に戻りイエローオーブも入手．全てのオーブがそろったので不死鳥ラーミアを蘇らせる．
レベル38でバラモスと対戦するも倒せず(スレッショルド問題)．
しかたないのでレベルアップに励み，41までレベルを上げギガデインを覚える．バラモスと再戦するが倒せず，ギガデイン連発も効果無し．
再度ドーピングし，力を220，素早さを200まで上げ，三度バラモスと対戦するが敗れる．
失意の中，眠くなったのやめて眠ることにした．

12月８日
力，素早さ，運の良さ，HP を最大までドーピングしてもバラモスを倒すことができない．舌間せんせと相談し，バイキルトを使うことを許可してもらう．魔法使いを急造し，レベル21でバイキルトを覚えたところでバラモスと対戦する．
バイキルトの威力は凄まじく，数ターンでバラモスを撃破する．ちなみにバイキルト専用魔法使いはバイキルトを唱えた後，即死．
アレフガルド篇に突入，太陽の石，王者の剣，勇者の盾をさくさくと手に入れた．
とっとと虹の滴を手に入れゾーマと対戦しようと思ったが，昔，ゾーマと勇者一人で戦い倒せなかったことが思い出され戦略を考える．凍てつく波動でバイキルトも無効になるので魔法使いも多少長生きしてもらわないとならない．また，フバーハも必要かと思い魔法使いのレベルアップに励む．レベル41まで上げパルプンテを覚えたところで賢者に転職した．その間，ルビスを助け聖なる護りをもらい，光の鎧，雨雲の杖も入手し，虹の滴も手に入れた．
その日はそこまででやめた．

12月９日
22:00頃からプレイ再開．とりあえず賢者を40レベルまで育てた．
日付が変わっていた．

12月10日
ゾーマと対面，勇者のレベルは62，賢者は41だった．ゾーマとの戦闘に突入してから大変なことに気がついた．
「光の玉をもってない！！」
中断し，地上へ光の玉を取りに行った．気を取り直してゾーマと対戦．ベホマを勇者，賢者で２連発する．十数ターンの末ゾーマを倒す．
「ゾーマってこんなに弱かったかな？」(12月10日　1：50)
次は，勇者一人でゾーマと戦ってみる．HPを999までドーピングしてあるので攻撃に専念できるため，ベホマを19連発したところでゾーマを倒すことができた．
今度は勇者一人でギガデインのみで戦ってみたが，倒せなかった．
さらにHPを430ぐらいと想定してゾーマとベホマ連発で戦ってみたが，倒せなかった．ゾーマを標準的なパラメータで倒すのは難しいと感じた．

以上でFC版ドラクエ３の記録は終わりである．

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